40代男性のうつ状態

 

知人の40代男性が、うつ状態になっている。

 

そういう人もいます

 

 

仕事が思ったより稼げていないとか、結婚できてないとか、色々な理由を挙げていたけれど・・・

彼の場合ざっくり言うと、「こんな大人になるはずじゃなかった」という想いがスパークし、自分自身を呪っている状態のようだ。

 

 

あれだ、

 

誰しもみんな、若い頃は特に、「こうでありたい自分」と「実際の自分」のギャップに悩むじゃないですか。

「もっといい職業に就けるはず」「もっと自分をレベルアップさせてくれるパートナーがいるはず」「自分はもっと幸せになれるはず」というように。

 

そして、年を追うごとにそんなジレンマとはうまく付き合えるようになり、「これが自分やしな」と受け入れられるようになるのだが───

 

 

しかし稀に、いつまでも自分の考えるイケてる自分像を追い求め、中途半端な知識と経験により身につけたプライドは高まるばかりの人もいる。

 

そして40代に入り、いよいよ「自分が考えているイケてる自分とは程遠い現状」を自ら突きつけられて逃げ場がなくなり、うつっぽくなってしまうのだ。

 

ツラッ

 

 

 

彼がうつっぽくなった引き金の1つが、「周囲からのいじられ」らしい。

 

 

彼は確かに、行きつけの飲み屋コミュニティでは「いじられキャラ」ポジションだった。

 

物腰は柔らかいのだけれど、なんとなく自信なさげなところが垣間見え、酒ぐせは悪め(バッドトリップ型)の彼。

酔ってくだを巻いたり、浅めの見解をかっこつけつつ述べることがあるため、本人の意図する方向じゃない形で「うけるー」となる典型タイプだ。

 

本当は傷ついているいじられキャラ

 

 

どんな形であれ、ウケたことに気を良くして自分のキャラを開拓する人も多いと思う。(それ正解)

 

けれど、彼は半分受け入れつつ、後の半分は傷つき、ふつふつと他人にも自分にも不満を募らせていたようだ。

 

そして彼のその気持ちは膨らみ続け、ついには周囲に対しても疑心暗鬼になり・・・

そのつらみは遂に「勘ぐり」となった。

 

いつも自分はバカにされ、笑い者にされているような不愉快感を覚えるようになってしまったという。

勘ぐりはうつ状態の第一歩

 

 

分かるわよ。

 

私もグリ入ったときの辛さはよーく分かる。

みんなの笑い声すら(勝手に)ナイフとなり、その場にいたたまれなくなっちゃうのよね。

 

 

分かるし、早くその苦痛が落ち着いていけばいいなと思うけれど、

 

一言でいうと、

 

 

めんどくせ〜

( ´_ゝ`)

 

 

おっとつい本音が出てしまったわ。

 

(真面目な話をすると、更年期障害の気があるかもしれないから心療内科で薬を処方してもらいつつ穏やかに暮らしてみては?と言ってみたけれど、彼は大の薬嫌いだそうで、それも難しそうだった。)

 

ーーーーーー

 

この類の苦悩は、「承認欲求」の一言でまとまるものがほとんどだ。

 

 

・こんな仕事をしているはずじゃなかった

 

・結婚して子育てをしているはずだった

 

・さまざまな教養を身につけ、もっと尊敬されるポジションにいるはずだった

 

・小さなコミュニティ内でいいから、一目置かれる存在になりたかった

 

 

いつか理想の自分になるんだ・・・!というコンプレックスは、消化しきれず持ち続けて中年になると、とても対処が大変だ(周囲もな)。

 

彼には、「これからでも遅くないから、理想に向かって頑張ろうよ!」というよりも、得られないものに何とか折り合いをつけて、ゆっくり気持ちを楽にしていって欲しい。(根治ではなく対症療法)

 

こじらせて面倒くせえジジババにならないように注意

 

 

にしても、理想の自分に向かってあがいている人って・・・

 

めんどくせぇな・・・( ´_ゝ`)

 

 

以上、最後は本音ベースでお伝えしました。

現場からは以上です。

 

(おしまい)

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1件の返信

  1. スンリ より:

    おもろい。

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