40代、かかりつけ医は自分より年下を選びたい

つい先日、このコロナ禍の中・・・歯が欠けた。

 

 

緊急事態宣言も明けたので、すぐさま、かかりつけの歯医者さんに予約をしようと、いつも行っている歯医者のWEBサイトを開いたら・・・

 

 

「諸事情により、当院は閉院しました。今まで長らくのご愛顧ありがとうございました。 院長」

 

・・・・

 

ウッソー。ちょ、待てよ!

 

 

 

この歯医者は、私が15年以上お世話になっているとっても気に入りの歯医者だった。

 

しばらくショックで呆然とした。

 

 

なんていうか、医者とか病院って、「いつもそこにある」と錯覚しませんか?

 

だから、いきなり無くなったときのショックは、かくも大きい。

 

ーーーー

 

 

閉院した歯医者の先生は、とっても素敵な男の先生だった。

 

年齢は推定で50代中ごろ?(←WEBの紹介を見たら、60歳を過ぎておられた)

 

特に歯のこと以外の話をしたことはないけれど、何というかいつも「しっかり、治すからね〜」と言われている感じがして(妄想)、心から頼れる先生だった。

私の親知らずを抜いてもらったのもセンセイ・・・

 

WEBサイトには、「閉院しました」のお知らせ以外には、特に何もなかった。(何となく、それ以上深追いしてくれるなという意思を感じた)

 

しかし私は動揺して、すぐさまお問い合わせフォームから質問メールをしてしまった。

 

「今、閉院を知って驚いています。先生は、今後どちらかで診療されるご予定はおありでしょうか?」といった内容で。

 

 

 

すると、半日後すぐに、先生から返信が来た。

 

 

先生は、少し前から体調を崩して入院しているとのこと。

 

コロナの影響もあって、退院のめどが立たず、歯医者は閉院することにしたそうだ。

今後のことは未定だが、歯科医として再び診療することは考えていないとのことだった。

 

 

内容は、それだけ。

私とセンセイの15年愛、ここに終わる。

 

 

これまた、あんなに元気に飛び回っていた先生が、体調を崩して引退したことにショックを受ける私。

 

てか先生、60過ぎてたんか・・・(俺も40過ぎたけど)

 

 

何となく、人の印象って、その人と出会った頃や、輝いていた時期の印象で自分の中では止まってしまいませんか?(だから、いつまで経ってもそのままのような錯覚を起こしてしまう)

 

時の流れの早さに、悲しみが止まらない。

making good things better…

 

 

 

とにかく、この際歯医者としてとかはどうでもいいから、先生がどうかこれから体調を取り戻して、引退後の生活を穏やかに過ごせることを祈って止まない。

 

まあ、それはもう私には知る由もないのだけれど、とにかく祈る。

 

 

どうか先生がお元気になりますように・・・今まで本当にありがとうございました。

 

ーーーーー

 

そして、傷心の私は15年ぶりに新しい歯医者に行った。Googleマップの口コミで探しました。

 

さて新しい歯医者は・・・

 

・・・

 

 

とてもいいわ♡ ←おい

 

やはり、前の男を忘れるには、新しい男の存在♡

 

 

というのは冗談だが、新しいクリニックも・・・正直、とてもよかった。笑。

 

 

新しいクリニックを選ぶときに重視したのは、立地、もちろんクチコミ、そして、自分より明らかに年を取っていないかどうかも考慮に入れた。

 

かかりつけ医が、ある日いきなり私を置いて笑、退職してしまうリスク軽減のためである。

 

 

何かを選ぶ条件も変わるし、何も永遠のものはないと悟る。

 

40代とは、そういう年齢なのかもしれない・・・。

 

 

(おしまい)

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