辞めた会社の求人を見て冷ややかに思うこと

 

私が10年前にいた会社は、色んな意味でひどい会社だった。

 

100人未満規模のオーナー企業。

今はもっとひどいらしく、内部の人々からは◯◯業界のキタチョと言われている。

 

↑悪口ではない。オーナー企業とはそんなもの

 

オーナー企業はそうなりがちですよね。

 

でも、今でもその会社との繋がりは生きているし、なんと言っていいか、今でもいろんな意味で愛着ある会社であることは、断っておこう。

 

ただ、もう一回働きたくないけれど・・・

( ´,_ゝ`)プッ

 

ーーーーー

 

ところで。

過去に居た会社の「今の求人」を見るのって、ちょっとだけ楽しい暇つぶしになる。

 

 

「あーこれ、聞こえはいいけど、実態はひどいのになぁ」などと思いながらこっちは完全に他人事。

 

別れた男のように、冷ややかに正確にジャッジができる。

 

 

私の元職場の会社の募集は、例えるならこんな感じだった。

 

 

<募集職種>◯◯ディレクター

1、××、△△などに関する、深く、幅広い知識をお持ちの方

2、高い企画力のある方

3、フットワークが軽く責任感のある方

4、体力、気力、コミュニケーション力のある方

5、英語能力あれば尚可

(給与・報酬)年収◯◯万〜  ←めちゃ低い

 

あまり資格や技能などの具体的な固有名詞などは書けないが、まあこんなところ。

 

 

一般的によくある募集内容だと思うのだけれど、しかし私自身が一度付き合った男を見る女の目になっているため、

 

(1に対して)

深くて広い知識を持った人を呼べるほどのブランド力、御社にはないだろ!しかもその給料で図々しんだよ!

 

(3に対して)

まあ、責任感ないちゃらんぽらんなやつが、たくさん今まで来たもんね。プッ

 

(4に対して)

体力、気力、コミュニケーション力って、全部やん。

結局は、お上が気にいるようにカメレオンのようにミラクルフィットできる奴ってことよね。で、お上が気にいる行動を取り続けるには体力と気力が必要ってだけじゃん。

( ´_ゝ`)

 

 

とまあ、自然とこのような感想になる。完全に元カノ目線だ。

 

※くどいようだがこの会社に恨みはない。私が暇なだけ。

 

ーーーー

 

ここのオーナーは、中小のオーナーらしくとても豪腕でリーダシップがあるのだけれど、裏を返せば、ちょっと男尊女卑のジャイアン気質。

頭は良い人なので、今まで通りのやり方ではダメだから誰か新しい優秀なブレーンが欲しい、と常に頭では考えている・・・

 

 

で、この募集ですよ。

多分オーナーを知らない人が見たら、普通の募集なんですが。

 

オーナーをよく知っている人間が深読みすると、「能力の高い改革者」を求めつつ、文句言わなそうな「ナイスガイ」を欲している。

※そんなんどこの会社も欲しいわ。

 

 

相変わらず都合いいな〜。

 

苦しいピンチだ救世主欲しい!と言いつつも、今までのやり方を捨ててる部分が全くない。=本気で変わる気ないな〜というのがビンビン伝わってくる。

 

例えて言うなら40歳すぎた婚活で、

 

「全然、高望みはしてないんです。強いて言えば、年収が600万程度あればよくて、普通に穏やかな人ということ以外は多くは求めていません。顔?顔は全然こだわりません!普通でいいんです、例えば星野源みたいな感じとか・・・」

 

みたいなことだろうか。

 

別にいんだけど、40年も生きてるならポイント絞れや的なね。

 

ーーーー

などと勝手に思っていたら、会社のクチコミサイトで「辞めたけどいい会社ランキング」なるものをやっていた。

 

別れても好きな人的な感じかしら。笑。

 

「辞めた会社」というポジションって、味わい深いですわね。

 

 

(おしまい)

 

 

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