家族を持たずに人生を愉しみ尽くす男性
志村けんさんが亡くなってしまいましたね。
悲しいわ悲しいわ。
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ところで、志村けんさんが亡くなってからというもの、彼と親交のあった人々が彼の「酒」と「女性」の扱いの綺麗さを褒め称えているのを何度か目にしている。
志村けんさん、飲み屋の金払いと女性に対する金の面倒は本当に綺麗な人だった。
— 猫組長 (@nekokumicho) March 30, 2020
彼は「仕事と酒と女」で人生を謳歌していたようで、そこに「家庭」という文字は出てこない。
これって金と権力のある男性にしては、とっても珍しいと思います。
なぜならホステス時代の経験からすると、地位も名誉もある男性が「家庭や子どもを一切持たずに」遊び続けることはわりと稀だから。
(※志村さんは実は隠し子?がいるそうですが、生き別れみたいなのでそれは置いといて)
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ある程度の金と地位がある男性は、必ず、帰る家を持った上で遊ぶ。
男ってずるいよなーとよく思ったものです。
たいがい、権力に人が寄ってくる立場になると、男はそれに酔いしれつつ、同時に、誰も信用できない俺って孤独だぜと思ったりし、そして欲望を「家族」と「外の女」に分けてやりくりするもの。
だから志村さんのように、金も名誉もあるのに家族を持たずに突き通す男の人は稀有で。
たいがいは家庭で安らいで、外にちょっと刺激を求めて〜に落ち着くところを、そうしなかったわけよね。「若い女を楽しむこと」に対してやたらストイックで誠実というか。
で、そのやたらと誠実なところには、職人的なものを感じる。
やっぱりモノを作る人って、ものすごく純粋な性質をずっと持ち続ける気がします。
にしても、全く偉そうにせず、分け隔てなく楽しく酒を飲んで、金払いのいい男性ってほんっとにモテるんだよな〜。
ご冥福をお祈りします。
(おしまい)
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