合理×根性=最強説

 

最近廃れつつある「根性」は本当に不要なのか?

身近なふとした「根性」に触れてグッときた話。

 

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私は仕事で20代の人と組むことも多く、マツ子もその一人。

 

マツ子は今の子らしくスマートに要領よく仕事をし、でも「自分の人生の喜びは音楽活動」というコアをしっかり持っている人。

仕事はたんたんと頑張りますっ

 

このブログにも再三書いているように、最近の若い子って、そつなくできる子が多いのよね。

 

だから社会人経験は浅くても、わりと仕事は一緒にやりやすい。

 

 

もしかしたら熱血バブル世代からしたら彼らのソツのなさが物足りないのかもしれないが、私としては、仕事のパートナーとしては全く申し分ない。

 

しかも彼女は、音楽というクリエイティブな活動がどれだけの熱を要するか知っているから、会社の特に人間関係には余計な熱を持っていかれないようにコントロールしているかのように見えた。

クールに、でも冷めているというわけでもなく。

 

 

若いのにバランス取れてて頭いいなあ。

 

そして、仕事も決してテキトーにやっている訳ではないのが、今の子のすごいところだ。

 

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そんなマツ子だが、先日、会社で一人、呆然としていた。

 

 

理由を聞いてみると、前からソリの合わない上司に呼び出され(バブル世代)、理不尽なワケのわからない余計な仕事を要求されたという。

会社あるあるだけどね。

 

 

普段はちょっとやそっとの理不尽は、半笑いでスルーしている印象の彼女だけど・・・

 

この時ばかりは、自分が大切にしている仕事についてトンチンカンなことを言われたこともあって、「まだ怒りとストレスで手が震えている」と怒りを吐露していた。

 

 

で、腐った大人である私のアドバイスとしては・・・

 

「そのキチガイ上司にひと泡吹かせるために、ちょっとメンタルやられたふうに振舞ってみればwww。中間管理職の人が何より怖いのは、部下が自分のせいで病むことだからねwww」

 

という、プロ市民ならぬプロペーペー社員のような手法を紹介した。

目の濁った大人。

 

 

そこでいつもクールで、仕事に対して熱を控えめにしているマツ子がポツリと言ったのは意外にも・・・

 

 

「でも私、絶対負けない」という言葉だった。

「あーね」「まあね」と流さない眼差しが意外な美しさを醸してた。

 

・・・

 

・・・

 

惚れた。(*´Д`)

 

普段は省エネっぽくバランスとっているクールな子が見せたこのギャップ、萌えるわぁ。

 

しかも彼女の「負けない」は、「あんな奴らに私の精神を犯させない」という意味合いだったのもまたイイ。

 

 

私くらいになると「あえて弱い立場になりすまして謝罪と賠償ゲットだぜ」の方向にしか考えが回らなかったわ。

( ´_ゝ`)

 

 

正攻法の「負けない」は美しい。

 

そして合理的でスマートな世代が併せ持つ“根性”は最強だなと、胸を打たれた出来事でした。

 

(おしまい)

 

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