人は人を羨むようにできている
SNSで他人の生活が簡単に垣間見られるようになって早10年以上・・・
ふと気づいたことがある。
SNSでちらっと見えた他人の暮らしやキャリアに、瞬間的に嫉妬するのにも慣れてしまっているということに。
極端にいえば、私は普段は蓋をしているだけで、細かく言うとほとんど全てに嫉妬している、ような気もする。
( ´,_ゝ`)プッ
友人のマンションがデザイナーズで生活感がないレベルでオシャレだったら軽くイラつくし、
同等のステージだと思っていた友人が、英語で流暢にやりとりしているのを見たらコンプレックスを刺激されるし、
なんなら友人のお弁当の彩りがいいだけで焦燥感にかられるレベル。
大げさに言っているが、これらは全て実際によくある感情。
そして「でもまあ、私にはどうでもいいことだしー」と瞬時に消化していることでもある。
SNSで他人の「さりげない自慢」を見て、「自分もがんばらなきゃ」などと焦燥感を掻き立てられ、ムダに目標を立てたりする───現代は「キャリアポルノ依存」なのだということだ。
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水商売時代も強く感じていたが、とにかく、人は人を、自然と羨むようにできている。
ほーんと醜いもんですwww
「人のことを言っても仕方ないから、前向きに頑張ろう!」
なんていうのは、実は自分を保つためにそういう処理をしているだけ。(ただ、そのようにして無理にでも前を向くことはとても大事)
でも考えてみれば、この世の文化的な営みは全部人類が自然に逆らって創作したものだから、感情的には無理しているものが多いよ。法律とか、芸術とか。
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本来は人は自然にしていたら、自分よりイケているものに対して「ケッ」とか「ふん」とか思うもの。
そんな気持ち、抱きしめたい。
(おしまい)
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