上司のポエム答弁に名前をつけたら戦いやすくなった話
ここ数日、小泉進次郎氏の話題が沸騰中ですね。
この記事はいい。人気絶頂の進次郎が過去にどのような発言をしてきたか、国会議員としてどのような成果を上げてきたか分析している。発言は常に無内容か意味不明であり、成果は殆ど皆無に近いことを論証しており、メディアが持ち上げすぎていると指摘する。https://t.co/a3MVfJaKsS
— Holmes#世論の理性 (@Holms6) September 25, 2019
ところで、私の元上司がまさに「なにかとても意味のあることを言っているようで何も言っていない」タイプの人だった。
今日でこそ、キレキレSNS民が「あれ?小泉進次郎の言動ってヤバくね?」と即座に検証・拡散しているが、この手のタイプの人はなまじ何かしらの魅力と発信力をたずさえており、しかも煙にまいて実態を掴まれないようにするプロなので、一般人が「ははーん、こういうやり口なのか」と暴くまでには、普通は非常に時間がかかる。
何年も実態のつかめないポエム&人気取りしかしない上司に苦しめられた私たちは、ある日、上司が繰り出す「フワッとうまいこと言ったった、ドヤァ的瞬間」に名前をつけた。
その名前は、「おぶき」。
オブラートと歌舞伎からなる造語である。
おぶき。
それは、オブラートに包まれた、歌舞伎。
ところで、ワケのわからない人や症状、モノに対して名前をつけることはとても重要だ。現状把握の第一歩だ。
以来、わたしたちは
「まーたアイツ、おぶいてたよ」
「今日のアイツのおぶき、意味不明すぎるwww(おぶきとしては傑作)」
「今日はイマイチうまくおぶけてなかった」
と、長引くはずのもやもやを一言で完結にまとめられるようになった。進歩だ。もう、おぶきを恐れることはない。
本当に困ったときは、会話を録音して、文字起こしをしてみた。そう、今SNS民がやっている手法ですね。
「おぶき」は基本、意味ありげで迫力のある「ライブ感」を利用した「話術」なので、実際に文字起こししてみると、本っ当に意味がわからないのが分かって頂けると思う。
もう、うまいこと言ったつもりだって通用しないぞ!!
そして・・・
「おぶき対策」がチームメイト達に浸透してからほどなくして、その上司は異動を余儀なくされたのだった。
〜Fin〜
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「おぶき」は大切な論点をはぐらかし、周囲の人々を混乱させ時間だけを奪う。
そんな世の中なので、人々がどんどん「おぶき」を「おぶき」と認識し、瞬時に見破る術を身に付けてくれることを・・・切に願わん。
(おしまい)
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