ジャン・ヌーヴェル建築散歩〈パリ〜モロッコ〜スペイン旅ログ〉
パリ行きのはずが、北京パイセンの激しい抵抗に足留めをくらっていた私たち。
(詳しくは前回エントリーをどうぞ)
予定から遅れること12時間後…
パリに着きました。
(げっそり)
しかし今回、旅のハイライトはモロッコに当てているため、パリ滞在は元々おまけ。
もともと2日間しか取っていなかったパリだけど、北京パイセンにレイプされてさらに短くなり1日観光となりました。
( ´_ゝ`)
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気を取りなおして、短いパリの観光は建築散歩に。
フランス現代建築の巨匠、ジャン・ヌーヴェルの建築を巡ってみましたよ。
まずは、2015年に完成したフィルハーモニー・ド・パリ。
ジャン・ヌーヴェルさんは、最近アブダビにできて話題のルーブル美術館を設計した建築家。
こちらのフィルハーモニー・ド・パリも素晴らしい意匠で圧巻、一見の価値ありです。が、完成までは結構いろいろあったみたいですね。
ざっくり言うと、発注側のパリ市が膨れ上がった建設費用を建築家側の「難しいデザイン」のせいに印象操作したり、勝手にデザイン変更されたりして、ジャン・ヌーヴェルさん側が「あれはもはやオレの建築じゃねー!」と言ったとか言わないとか。
あーね。
日本でも国立競技場の建築費用が巨額になるのを、建築家をやり玉に上げて白紙撤回してたけど、建築の世界って本当にそういうこと多いんですわね。
わたくしもモノ作り側の人間なので、金持ってる側が分かりやすい理由をプロパガンダして職人側が矢面に立たされるのには虫酸が走るっ!
…というのは置いといて、
素晴らしい建築でしたよ。( ´_ゝ`)
鳥の形のタイルとミラーのようなアルミ板に覆われて、キラキラと光を反射させていました。
よく見ると羽ばたく鳥の形状を組み合わせた、非常に凝った壁面。
屋根に一般人が自由に登れる、開放的な空間。
その後も同じくジャン・ヌーヴェル先生の作品「アラブ世界研究所」、
景観になじみ過ぎちゃって写真に撮ってもワケのわからない(透明な建築と言われているそうな)カルティエ財団現代美術など…
短い時間ながらも、パリでしか見られないものを堪能いたしました。
大人になって訪れてみて、やはりパリは美しい。
美しさに寛容なパリの人びとには、素直に感服いたしました。あと美男美女ばかりで羨ましい…
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「北京にいます」でブログが止まってたので、数名から「北京かいwww大丈夫?」との声をもらったので、取り急ぎパリに到着できたご報告がてらの更新でした。
旅は続きます。
(続く)