何がしたいのかちゃんと考えたほうがいいよと説教されたら
転職活動中の友人Aがいる。20代後半。
先日、Aが転職活動の話をしている中で、独立起業したキラキラ先輩に言われた言葉・・・
「(未経験の)◯◯関係の仕事がやってみたいとか、今さら甘いよ。何がしたいのか、何をすべきか、ちゃんと考えたほうがいいよ(ビシッ)」
そりゃそうだ。
世の中甘くはない。
先輩は経営者だけあって、いいこと言う。
(※そもそも起業パイセンはこの時、諸事情でAに腹を立てていたため八つ当たり説もあるのをご留意ください)
とはいえ、友人Aはまだ20代後半だし、未経験だったとしても十分に転職できると思う。
転職先の希望も、小説家になりたいとかカメラ持ってないけどカメラマンになりたいとかいうものでもなく、◯◯メーカーで働きたいという現実的なもの。
そこまで夢見る夢子のようなことを言っているわけでもないと思うのですが。
何がしたいかは、考えたら出るもんではない。
ふとした瞬間に「あ、これがやりたかったんだ(または、これならやれる)」とわかるもの。
もしくは、考えるより前に最初から「やりたい!」と言えるもの。
うーんうーんと考えているうちは、何がしたいとかは「別にない」「わからない」状態なのだから、その間は別にやれることをやってりゃいいと思うんですけどね。
ーーーーーー
そして、「何がしたいかちゃんと考えろ」と迫ってくる人も、元から答えがあって今の生活をしているわけではないはずだ。悩みはしたかもしれないが。
結果的に成功した人たちは、「俺は自分の力で考えて自分の意思でこのようにしたからこそ成功したのだ」と思いがち。
しかも、すぐに起業!とか好きなことで生きてく!とか、そういう人だけが必ずしも勝ちなのかというと、結論はわからんわけです。
もしかしたらリストラ敢行されている会社に最後まで居残ったら、それはそれでいいことあるかもしれないし。
ーーーーー
ということで、考えて答えの出ないことは考える必要はなく、たくさんの求人を見るとかたくさんの面接を受けてたくさんの会社を見るとかの行動をしたほうがよいかと思います。
結局人は、直感的に「やりたい!(やれそう!)」というものを選択していて、後から「あの時の俺の決断は正しかった」とか脳内変換する生き物なんですから。
<結論>
◯成功者の成功哲学やアドヴァイスは本人の中で劇的にいい話に変換されているから、話半分に。
◯考えても出てこない場合は「こまめに動く」ことの集積でわかってくる
(おしまい)
気になる。