セクハラと言われるのがこわい世の中
先日、林真理子さんの市川海老蔵さんへのインタビューがひどい、時代錯誤だ、セクハラだと炎上してましたね。
昨今は、性的な意味にも取れること・ジェンダーが絡んだ言動(ジョーク含む)に対して、ものすごく厳しく受け取られる時代で。
おじさん・おばさん側はそれを「一気に距離が深まる潤滑油」としているのに対し、比較的若い世代は「本当に不愉快な社会から抹殺されるべきセクハラ」と受け取る・・・
時代によってもう本当に、良いと悪いが入れ替わったなと。
で、時代は時代なので、とりあえず「今」に合わせて行くのが正解なのかなと思います。
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ところで林真理子さん。
海老蔵さんとのインタビュー読みましたが、
林真理子さんの予備知識が少しでもある者からすると、とても平常運転の林さんでした。
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↑林センセイの著書には、大衆の欲望渇望醜さを素直に解放してくれるもの多数。しかも文章が美しいからギリギリ下品にならない。
別にあのインタビュー記事そのものを擁護するつもりは全くないが、そもそも林さんは自意識過剰の集合体で、それを隠すことなくご自身で計算した上で世に出してきた人(という私の印象)。
妬み・そねみ・欲望をさらけ出して「あの浅ましいババア」として蔑まれることまで折り込み済みでやっているとんでもなく賢い本物のプロ女性なので、私は好きです。
何より著書が楽しいし。
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このまえ作品のことが原因でセクハラ呼ばわりされてしまった会田誠さんといい、表現活動(やキャラクター)は点で切り取られたら、結構厳しいものがあるわよね・・・
よく最近は「30秒で伝えられる」みたいなものが是とされるけれど、作家や作品は点ではなく、点をつなぎ合わせた一連の活動を見るのってとても大事なんでは。
エンターテイメントは寛大な目で楽しみましょうぜ。
(おしまい)