「友情」は相思相愛でありながら、抵抗によって達成できない疑似恋愛関係
「異性間の友情」は成立するかどうか?
・・・実際、世の中には多くの異性の友達関係が存在するので、「成立する」が正しい答えでしょう。
なぜ今そんなことを言い出したかと言うと、こんな記事を読んだのです。
菅田将暉、二階堂ふみとの熱愛報道に「仲良くして何が悪い」と断言
要約すると、菅田将暉さんと二階堂ふみさんがかねてより写真を撮られたりして熱愛の噂があるが、完全に「いい友達」だという話。
二階堂ふみさんも、自分は誤解されやすいが、人と接するときは男女の意識はせずに、性別や職業は関係なく人間対人間として接する・・・などと語っているらしい。
あと同じ記事で触れられているけど、ローラとワンオクの人も熱愛の噂を否定し、「一生親友。断言する」と宣言しているとか。
ふーん。
まあ、それは本当なのでしょう。
他人に説明するとすれば、それ以上でも以下でもないのでしょう。
でも、「ねえ君はもう 友達じゃない 友達より 大切な人」などと考えたりやめたりしている時点で、何かしら特殊な感情に見えなくもないです。
( ´,_ゝ`)プッ
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さて本題。
この類の「男女間の友情」については、
吉野朔実著「恋愛的瞬間」に登場する心理学博士の森依先生のセリフが美しくもしっくり来るのでご紹介。
(以下引用)
恋愛は あらゆる抵抗に打ち勝つ相思相愛の力。
友情は 相思相愛でありながら 抵抗によって達成できない疑似恋愛関係。
(抵抗とは?)
同性であるとか。
既婚者であるとか。
恋人がいるとか。
顔は好みだが性格が気に入らない、
性格はいいが肉体的に受け付けない等々。
逆を言えば 抵抗があるにもかかわらず気持ちのベクトルが向き合っている人間関係と言ってもいい
(友情は恋愛の一部ですか?)
そうでないものを私は友情と呼ばない。
(じゃあ抵抗を克服すれば?)
友情が恋愛になる可能性は極めて高い。
<以上、吉野朔実「恋愛的瞬間」より>
ということで、
友情も相思相愛。それは間違いない。
大好きだけど同性だし とか
気が合うけどキモいから無理 とか
何かしらの抵抗によって保たれる恒久的な関係は、とても尊いですね、というお話。
(おしまい)