キレキレで出世が早かった人が、今はパッとしない話

 

今はうだつの上がらないアノおじさん社員は、20年前は会社のエースだったかもしれない。

 

そして、一番に昇格した今はイケイケなあいつも、20年後は落ちぶれているかも?

 

ーーーーー

 

私が現在の職場で働いてから8年が経つ。

つまり8年分しか、一緒に働いている人たちの歴史やポジショニングを知らない。

 

わが社にも、散っていった人たちの歴史がある(らしい)

 

 

先日、勤続30年の先輩と飲んだ時に、わが事業部の昔の勢力図を聞いてびっくり。

今の勢力図とあまりにも違うのだ。

 

 

え・・・あの窓際おじさんが当時は営業のエースで!?

 

あのメンタルで休職していたおばさんがかつては1番乗りに昇格!?

 

今は腐ってるあの部長が、事業部長の座を争う出世頭で!?

 

今は想像できない覇気のなさっぷり

 

今は見る影もない焼け野原に、涙が止まらない。

というほどでもないけれど、今しか知らない人間からするとかなり意外だ。

 

 

逆にいうと、今は「力を抜いて定年までの日々を適当にやり過ごすこと」にシフトした彼らが、野心に溢れてギラギラと輝いている日々があったのだ。

 

切ないわね。

 

グローリーデイズ。

 

 

 

ではなぜ「昇格は早かったのに」彼らはそのようになったのか。

 

 

共通していることといえば、「感受性が強い」ことかもしれない。

 

そして出世が早かった人は、総じて頭がよくプライドが高い。

 

頭がよくプライドが高い人はアイロニカルな方向に行きがちで、会社は皮肉屋キャラを真ん中に据えようとはしないものだ。

感受性が高いと、自分の心に惑わされがちなのかもね

 

一方、

 

そんな「かつてキレキレだった」彼らと戦って、現在1番上のポジションを獲得した今の「事業部長」を見てみると、20年前はパッとしないイチ営業だったそうな。

 

もちろん今の事業部長だって、要所要所でテストをクリアしてのし上がってきているわけだから大枠ではフェアなのだけれど、当時からしたら今の未来は「え・・・なんであいつ(がトップ)?」という意外な結末だそうよ。

 

 

20年なんて過ぎてしまえばあっという間。

今はアレレなあの人が輝いていた季節は・・・確かに存在したのよ!(切ない)

 

 

ここから言えることは、

 

◯結末は本当に読めない

だから今出遅れている若者にもチャンスがあるし、むしろ「1番乗り」より少し後から続いた人の方が上にいく可能性が高い。

若い頃にある程度の挫折を経験することは後々の巻き返しに多いに役立つ。

 

 

◯会社のお荷物は、未来の自分かもしれない

いやマジで。だから誰のこともバカにはできない。

 

 

今日は以上です。

今を大切に。

 

(おしまい)

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