<うつ日記>うつに焦りは禁物。でも「焦らないで」と言っても逆効果
うつ回復への道のりは、焦りとの戦い。
年が明けて、一時的なのか段階的なのか、数ヶ月前よりも明らかに元気になってきている療養中の友人・ほん子。
(ほん子の話はこちらとか)
やっと薬が効いてきて(6ヶ月め)、また働きたい!という前向きな気持ちが戻ってきているようだった。
去年までは、自分が働いている姿が一切想像できない…と言っていただけに、これは良い傾向。
しかし、なんぼか回復してきた時に出てくる手強いやつ・・・それが焦りパイセンだ。

焦りパイセン、チーッス
多少回復してきて、考える元気が出てきたほんこも例に違わず、焦りパイセンに支配されているようだった。

焦りパイセンは早口でよう喋る。
でも、私は医者ではないけれど、まだ彼女は焦って何かする段階ではない気がしている。
うつ発症にも色々な場合があって、ほんこの場合、責任感が強すぎる性格・必要以上に背負い込んで知らずとガマンしてしまう性格が原因の1つになった。
今、ヘタに新しい環境で躍起になって働き始めても、あるいは頑張れるかもしれないが、それよりもリスクがでかすぎる。
そこでまたぶっ壊れたら、再発スパイラルに陥ってしまうかもしれない。
ということで、「ここは焦らず、もっとじっくり治そう?」と周りは言いたくなるのだが、、、(多分お医者もそう)
そもそも「焦り」はコントロールできるものではない。
「ゆっくり休もう」と言われて、ああそうねと休める人なら、そもそもうつにはならないし。
そして、人は、「やりたいこと」を強く禁止されると、同じ力で引き戻されるのだ。

やろうとするほど逆効果な場合も
だから「強い焦り」を感じている人に、「焦らないでね」と言い続けてもダメなのだということに気づいた。
(時には、他人からのふとしたその一言で救われる場合もあるから一概には言えないのだが)
ということで、「焦りは焦りのまま無視しない」「でもそれを一時的に忘れさせる本気の暇つぶしをする」方向にしましたよ。
「本気の暇つぶし」は、ほん子が楽しいと思える企画を企画書にしていこう、というもの。(もともとほん子は商品企画が大好き)
とにかく、「焦る気持ちを強く禁止しない(焦って当たり前)」「でも焦らない」。
これ大事。
(おしまい)
難しいよね。この問題。切ない。。