<うつ日記>前向きにあきらめるスキル
メンタルに始まり、そして婦人科系や消化器系など、深刻な体の不調が続いている、友人ほん子。
ほん子のこれまでの話はこちら↓
・絶対に手放したくないと思っているもの程、手放す練習をしてみる
休職してから、5ヶ月が過ぎた。
ちょっと休めばきっとすぐ良くなるはず、誰もがそう思っていたのに反し、ほん子はどんどん弱っていった。
抑うつ、お腹を下す、生理不順と出血、腰痛、不眠など、とにかく全ての悪いものが出てしまったこの5ヶ月。
体の状態もひどかったが、心も、寄る辺ない状態が続いてズタボロだった。
でも、そんな中でも、少しずつ変化が見えてきている。
例えば・・・
1、「絶対に親には病気のことは言えない!」→親に打ち明けた
2、「自立した生活!彼氏には生活の世話にならない」→ 意地を張るよりも楽することが健康への第一歩だと理解した
3、(総合して)人は一人では生きられないことを身をもって悟った
今、そんなところだ。
このようにまとめると、えっ、そんな簡単なことなぜ分からなかったの?と思われるかもしれないが・・・
まだ人生経験の浅い、自分の可能性について貪欲な若者が、それらを体得できるようになるには多大な時間がかかるものなのだ。
これから大切なのは、人生についていい意味で「前向きに諦める」ことができるようになるスキル。
私個人としては、「諦める」ことは何もマイナスに思っていない。むしろプラスだ。
なんなら時として「勝利」よりも、「諦め」の中に人生のとても重要なヒントが隠されていると思うくらいだ。
人生は「諦める」ことの連続。
・・・うーん、こう言うとやはり、マッチョな人々(と真矢みき)からは、「あきらめないで!」と言われそうだ。
でも私の経験だと、真剣に物事を「あきらめた」瞬間こそ新しいものを得られ、それこそ人生の味を感じられる瞬間だと思うのです。
(おしまい)